第2学年修学旅行 

令和元年〜 広島・神戸・大阪修学旅行(6月上旬)

 令和元年度からは、広島・神戸・大阪への修学旅行となりました。
 田口高校では、修学旅行の目的の1つとして平和学習を取り入れています。この修学旅行では、被爆地広島を訪れ、被爆された方からの講話や、広島平和記念資料館の見学などを通して、平和の尊さについて考えます。
 また、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターを訪れ、自然災害の恐ろしさを知り、危機管理について考える機会を設けました。
 

1.日程の概略(令和4年度)

 6月1日(水)  6月2日(木)  6月3日(金)
 ・田口高校発
(バス)
・豊橋駅着
(新幹線)
・広島駅着
(バス)(フェリー)
・宮島着
  厳島神社見学
・宮島発
(フェリー)(バス)
・広島市内ホテル泊
  被爆体験講話
・ホテル発
(バス)
・広島平和祈念公園
  資料館見学
  千羽鶴奉納
(バス)
・広島駅発
(新幹線)
・新神戸駅着
(バス)
 神戸・人と防災未来センター見学
(バス)
・神戸市内ホテル着
  神戸市内研修
・ホテル泊 
 ・ホテル発
(バス)
・ユニバーサルスタジオジャパン

(在来線)
・新大阪駅着
(新幹線)
・豊橋駅着
(バス)
・田口高校着


平成25年〜平成30年 沖縄修学旅行(12月中旬)

 平成25年度から平成30年度までは、沖縄への修学旅行となりました。
 沖縄の修学旅行では、以下の3点について学びます。
 1つめは、珊瑚礁の海をはじめとした亜熱帯気候による豊かな自然についてです。南国沖縄の風土や動植物等を理解し、環境の違いについて考えます。
 2つめは、かつて琉球王国と呼ばれ、独特の生活や文化が育まれてきたという歴史についてです。食文化や生活文化も私たちの地域と異なるものがあります。なぜ、このような文化が生まれたのかを考えます。
 3つめは、第二次世界大戦において国内で唯一地上戦が行われ、数多くの尊い命が奪われた土地であることです。過去の事実である戦争のことを学び、その悲惨さを認識することによって、命の尊さ、平和の大切さを考えます。
 

1.日程の概略(平成30年度)

 12月12日(水)  12月13日(木)  12月14日(金)
 ・田口高校発
(バス)
・中部国際空港着
(飛行機)
・那覇空港着
(バス)
・ひめゆり平和祈念資料館
  講話・資料館見学
  千羽鶴奉納
(バス)
・糸数アブチラガマ
  洞内見学
(バス)
・ホテル着
・国際通り班別研修
・ホテル泊
・ホテル発
(バス)
・首里城公園
  首里城見学
(バス)
・佐喜真美術館
  美術館見学
(バス)
・シーサーパーク琉球窯
  シーサー作り体験
(バス)
・古宇利大橋
・古宇利オーシャンタワー
(バス)
・ホテル泊 
 ・ホテル発
(バス)
・美ら海水族館
  水族館見学
(バス)
・那覇空港着
(飛行機)
・中部国際空港着
(バス)
・田口高校着


平成14年〜平成24年 長崎修学旅行(6月上旬)

 平成14年から始まった長崎への修学旅行は、平成24年度まで11年間行われました。
 この修学旅行では、被爆地長崎を訪れ、平和の尊さについて考えようと、毎年必ず平和学習を取り入れてきました。
 例年、長崎で被爆校舎が唯一現存する長崎市立城山小学校にて、被爆された方からの講話や、校内の見学をさせて頂きました。その後、爆心地にて千羽鶴を奉納し、長崎原爆資料館を見学しました。
 また、平成19年度からは雲仙の火砕流跡をコースに組み入れ、自然災害の恐ろしさを知り、危機管理について考える機会を設けました。

1.日程の概略(平成24年度)

6月6日(水) 6月7日(木) 6月8日(金)
・田口高校発
(バス)
・中部国際空港着
(飛行機)
・福岡空港着
(バス)
・長崎着
  平和公園見学
  原爆落下中心地見学、千羽鶴奉納
・ホテル着
(バス)
・引佐山夜景見学
(バス)
・ホテル泊
・ホテル発
・城山小学校着
  被爆体験講話
  平和祈念館見学
・原爆資料館見学
・長崎市内班別研修
(バス)
・雲仙温泉着
  雲仙地獄見学
・ホテル泊
・ホテル発
(バス)
・口之津イルカウォッチング
(バス)
・土石流被災家屋保存公園見学
・雲仙災害祈念館見学
(バス)
・福岡空港着
(飛行機)
・中部国際空港着
(バス)
・田口高校着

日程2日目に行われている城山小学校での被爆体験講話では毎年、貴重なお話をいただいています。
しんと静まる中、皆お話に真剣に耳を傾け、時折涙する姿も見られます。
お話の後に改めて長崎の町を眺めたとき、来るときと違った気持ちで当時の様子を考え、今の恵まれた環境への感謝と、平和への思いを新たにしました。

決して万全とはいえない体調の中、お話をしていただき、心から感謝申し上げます。


2.「嘉代子桜」による城山小学校平和祈念館看板について(平成19年6月14日贈呈)

 長崎市立城山小学校は、爆心地から500mほどの、高台の上に建つ小学校です。原爆が投下され、この小学校では1400人を超える児童・職員が亡くなりました。そのとき被爆した校舎の一部はその後も校舎として使用されましたが、校舎建て替えの際に一部を残し、改装して平和祈念館としました。
  「嘉代子桜」とは、長崎に原爆が投下された際に被爆し、その城山小学校にて亡くなった林嘉代子さん(当時16歳)の母が、娘を悼むために1949年に校庭に植えた桜の木50本のことです。平成18年には6本を残すのみとなりました。
 そのうちの2本が、平成18年の台風によって幹が裂けるなどの被害を受けました。懸命の修復作業により、代採は免れましたが、裂けた幹は板状にして保管されました。
 修学旅行の下見の際に、城山小学校を訪れた本校教諭がこの話を聞き、それならば、と同校平和祈念館の看板に加工することになりました。
 加工作業は、当時の林業科2年生の生徒が担当しました。板の反りや割れがひどく、加工に手間取りましたが、およそ1ヶ月かかって無事、完成させました。
 平成19年6月6日に看板を城山小学校に送り、同年6月14日の贈呈式にて無事に平和祈念館前に掲げることができました。
←仕上げの墨入れ中です。
←贈呈式の様子です。テレビや新聞社など取材陣の多さにびっくりしました。
 加工作業に携わった生徒たちがその過程をまとめ、平成20年度愛知県高校農業クラブプロジェクト発表生活文化部門で「嘉代子桜よ永遠に」と題して発表を行ったところ、最優秀に輝くことができました。また、同年8月に行われた東海大会に出場することができました。


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